
ゼクシィ恋結びは、リクルートグループのリクルートマーケティングパートナーズが運営している恋活マッチングアプリです。同社はゼクシィ縁結びというサービスも運営しており、縁結びは婚活、恋結びは恋活という形で利用者層が分かれています。
正直に言ってしまうと、ゼクシィ恋結びは、ペアーズやOmiaiの丸パクリともとれるような普通のマッチングアプリです。
一般的には、すでにリリースされたマッチングアプリのパクリを作ってリリースしてもユーザーは集まりません。しかし、ゼクシィ恋結びの場合、それでもかなりのユーザー数が集まっているのが現状です。
では、ゼクシィ恋結びにはどういった強みがあるのでしょうか。
リクルートの広告宣伝力
様々なマッチングアプリが様々な独自性をアピールしながらリリースされてきたのに対し、恋結びはすでに覇権を握っていたペアーズやOmiaiに真っ向から勝負を挑むような形でリリースされました。
ペアーズやOmiaiなどの人気マッチングアプリには以下のような特徴があります。
- Facebookとの連携によって高い安全性が確保されている。
- 利用ごとの都度課金ではなく、期間ごとの定額課金である。
- 職業や収入、学歴などの条件を検索してマッチングするシステムを基本としている。
などです。ゼクシィ恋結びはこれらを丁寧に真似しており、そういった基本的な特徴以外の部分で変わったところは特にありません。
しかし、ゼクシィ恋結びは大手メディア系企業リクルートのマッチングアプリですから、非常に高い広告宣伝力があります。おそらく広告の予算も他のマッチングアプリとは桁が違うでしょうし、自社のメディアでの広告宣伝も可能です。
また、リクルートグループの会社が運営しているという安心のブランドもあるため、このような真っ向勝負でも戦えてしまうのが大手ならではと言えるでしょう。
機能性の高さは評価できる
とはいえ、ゼクシィ恋結びがOmiaiやペアーズと全く同じかというとそうではありません。後追いでリリースされたアプリだからこその、競合アプリには無い機能性の高さがあります。
使いやすいUI
まずはアプリ自体のUI(ユーザーインターフェイス)がとても使いやすいのが特徴です。パッとみてどこをタップすればどういう操作ができるのが分かりやすいボタン配置や、すっきりとしていて情報がまとまっている構成など、UIについては口コミでも一定の評価があります。
機械学習機能
これはゼクシィ縁結びの方にも実装されている機能です。ユーザーの検索や、いいねを送った相手のプロフィールの情報をアプリが記憶し、次回の検索でよりユーザーの好みを反映させるという機能があります。
Omiaiやペアーズにはこのような機能は無いので、一応そういった点においては独自性があると言えます。
20代の利用者が多い
公式サイトに書かれている情報によると、ゼクシィ恋結びのユーザーのうち70%以上は20代だそうです。
マッチングアプリの一般的な傾向として
- 共通の趣味などからランダムマッチングするアプリ→10代後半~20代前半が多い
- 職業や年収などの条件検索でマッチングするアプリ→20代後半~30代が多い
というような傾向があります。
ゼクシィ恋結びは2に当てはまるマッチングアプリですが。それでも20代の比較的若いユーザーが多くなっているというのは一つの特徴と言えます。
このままユーザーが増えるなら利用価値は高まる
現状、 ゼクシィ恋結びはOmiaiやペアーズのパクリのような立ち位置にあります。このままユーザー数がどんどん増えてそれらのアプリを追い抜く事があるのなら、機能的な意味でも利用価値が高まる可能性はあるアプリでしょう。
実際にユーザー数の推移に関する情報が公開されているわけではないので何とも言えない部分はありますが、現状ではユーザー数が多くマッチングしやすいOmiaiやペアーズを選択する方が無難と言わざるを得ません。
使いやすいUIや機械学習機能などに魅力を感じる方や、ユーザーの年齢層が若い条件検索型マッチングアプリを探しているという方なら使ってみてはいかがでしょうか。