
mimiは、サイバーエージェントグループの株式会社シーエー・モバイルが運営しているマッチングアプリです。
顔認証の機能があり、髪型、目、鼻、口、眉など、顔のパーツがアプリ上でカテゴリ分けされ、それを条件検索することができます。
また、芸能人などの写真をアプリ上に登録することで、その顔と似た特徴を持った顔の人を検索できる「写真で探す」機能なども用意されています。
顔認識システムの必要性について
顔認証で検索ができるというのは、技術的にすごいなという感心はありました。しかし、実際に利用してみると、果たしてこのシステムが必要なのかどうか疑問に思う部分があったのも事実です。
一人ずつ表示される形式
mimiの場合、検索結果は一人ずつ表示されるという形式になっています。複数のお相手が一覧で表示される形式は取っていません。
定額の範囲内で利用しようと思うと、1日に見れるプロフィールの数は決まっています。それを超えて見ようと思った場合は追加で課金が必要です。
表示された一人の人を「YES」または「NO」で振り分けしていきます。YESを選ぶと、相手のアプリ上にそれが通知され、そこからメッセージのやり取りなどができるようになります。
確かに設定した条件にほぼ当てはまっている人が表示されるのですが、それが好みかどうかという点ではまた別の話です。確かにショートヘアで丸顔でたれ目の女性が好みと設定したけれど、思ってたのと違う、みたいな事は結構ありました。
これを使うくらいなら、一覧で複数の人が同時に表示される形式のアプリを使って、その顔写真から好みの人を選んだ方がより効率が良いのではないかという疑問が拭いきれません。
一方的になりがち
また、顔の好みでYESを選んだのは自分だけであり、YESをされた相手側からすると、特に好みの顔でもない人から突然YESが送られてきたという事になります。
どうしても一方的になってしまうので、こちらからはYESを送ったが相手からは反応が無いということが多くなってしまいますし、逆もまた然りです。
また、どうしても顔で選ぼうとすると一部の人に人気が集まってしまうため、マッチングの成功率というのはあまり高くありません。
数撃ちゃ当たる方式でたくさんの人にYESを送ろうと思ったら結構な課金が必要なので注意が必要です。
真剣交際を求めるならオススメできない
また、mimiはFacebook連携が無く、メールアドレスのみで登録可能なアプリです。そういった点から女性ユーザーの中にはサクラや業者も多く、利用者の真剣度も低めです。
顔で選ぶというアプリのコンセプト上、年収や職業等のスペック面も気にしていないユーザーが多数のため、そういったものを求めている方には不向きです。
どちらかというと、「イケメンとデートしたい!」「可愛い子を連れて出かけたい!」くらいのチャラい感じで利用するものだと思った方が良さそうです。
mimiのユーザー数は増加傾向
色々問題点について指摘してきました。ですが、実際mimiはここ最近でリリースされたアプリの中では流行っている方のアプリだと思います。リリース直後はユーザー数も少なくマッチングが難しいと言われていましたが、最近になって盛り上がりを見せてきたなという印象です。
まず顔が好みじゃないと異性にアプローチする意欲が湧かないという方、気軽な感じで異性と出会いたいという方にはオススメしても良いアプリです。